頭蓋調整!
オステオパシーの花形的な頭蓋調整!
頭蓋調整とはどの様なものなのでしょう?
簡単に申し上げますと、脳と脊髄神経を覆っている膜の緊張(拘縮)を取り、膜内の血流をよくする。
それにより、脳脊髄液の流れを正常にしていく。
と云う事です。
脳を覆っている膜は3種類あります。
外側から硬膜(二層)、クモ膜、軟膜です。
硬膜は外層と内層の二層構造で、外層は頭蓋骨の内側にへばり付いています。
硬膜の内層の内側にクモ膜があり、その内側に軟膜があります。
軟膜は、脳にへばり付いており、軟膜とクモ膜の間にクモ膜下腔があり、ここに多くの血管が通っています。
このクモ膜下腔は、脳脊髄液で満たされており、脳は液体の中に浮いている状態とも言えます。
では、硬膜系が緊張を起こしたり、拘縮を起こすと如何なりますか?
血管が圧迫され、血流が悪くなります。
血液がドロドロの状態ですと、圧迫されたところで詰まりやすくなります。
詰まってしまえば、脳梗塞!
血管が圧迫されますと、その部分の圧力が増してきます。
血管壁が弱かったら如何なりますか?
血管が破れれば、脳出血です!
この事を考えただけでも、上記の疾患の予防になりませんか。
脳脊髄液は、脳室の脈絡層で生成されます。
左右の側脳室で生成された脳脊髄液は、室間孔を通り、第三脳室に入ります。
第三脳室で生成される脳脊髄液と共に中脳水道を通り、第四脳室へ入ります。
第四脳室で生成された脳脊髄液と共に、マジェンディー孔と左右のルシュカ孔から、クモ膜下腔に入ります。
クモ膜下腔に入った脳脊髄液は、脳の上部に向かい、静脈に吸収されるもの。
脳の下部に向かい、脊髄神経に沿って脊髄神経の後側を下降し、脊髄神経の前側を通り脳内に戻り、静脈に吸収されるもの。
脊髄神経から末梢神経に沿って、体の末端まで行き、リンパに吸収され、静脈に戻るものがあります。
脳脊髄液の生成と排出に伴い、頭蓋骨が膨らんだら萎んだりします。
脳脊髄液が生成されますと、頭蓋骨が膨らみ、いっぱいになりますと、生成が止まり(もしくは減少)、膨らんだ頭蓋骨が鯖もうとします。
これがポンプの役割を果たし、脳脊髄液の循環が可能となるのです。
脳脊髄液の生成をストップ(減少)させたり、再開させたり。
これは脳から頭頂骨の間の矢状縫合にセンサーが伸びており、縫合の締まり具合をセンサーが感知し、脳脊髄液の生成とストップ(減少)が行われます。
頭の動きに連動して、からだ全体が動くのは、言うに及ばないでしょう。
銀座オステオパシースクールでは、からだ全身の施術法を教えます。
只今10生夜間部。募集しております。
詳細は当ホームページをご覧下さい。
銀座オステオパシースクール
菅 昭良