6月29日(金)午前の授業。
本日は基礎クラスも応用クラスも、主訴をとって頂きました。
オステオパシー誇張法は、座位にて腰椎5番4番から施術します。
背骨の中には、脊髄神経があります。
背骨は脊柱と言い、脊柱は個別の椎骨が重なった状態を言います。
椎骨と椎骨の間から、枝分かれした神経が出ています。
椎骨が変位しますと、枝分かれの神経を圧迫してしまう可能性が出てきます。
神経が圧迫されてしまいますと、その神経が行っている箇所に異常が起きます。
運動神経でしたら、運動系の障害。
知覚神経でしたら、知覚障害。
何にしましても、椎骨を動かし、神経の圧迫を取ることが肝要です!
椎骨と椎骨の間は3つの関節があります。
両サイドにある椎間関節。
それと脊髄神経の通る脊柱管の前方にある椎体部分。
ここの間には椎間板があります。
多くの手技療法では、椎間関節までは解放出来るようです。
椎体まで動かすのはそれなりの技術力がいります。
これはオステオパシー誇張法においてもそうなのですが。
椎体まで動かす事が出来れば、上手い先生だと言えるでしょう。
腰椎5番4番は必須になります。
腰椎5番4番を緩めることによって、骨盤部の仙骨や寛骨まで影響を出すことが可能になるからです。
腰椎5番4番を動かしましたら、悪さをしているところを探し出し、検査をして緩めていきます。
首と背中の間まで行きましたら、肋骨や鎖骨を調整します。
これをバランスが取れるまで数回繰り返します。
次に骨盤部の調整をし、四肢をみます。
それから首の骨。
必要性があれば、頭蓋調整を行います。
皆さんの施術後、取り残しがあれば、どこをか緩めれば症状が取れるのかを、アドバイスさせて頂きます。
手技療法で重要なことは、患部だけをみないで、全身をみると云うことです。
股関節の痛みや違和感に首の骨が絡んでいることもあります。
原因がよく分からないけど、施術したら取れてしまった。
この状態では、まだ一人前とは言えません。
分かるように、練習して頂ければ嬉しいです。
スクールの詳細は、当ホームページをご覧下さい。
お読み頂き感謝致します。
ありがとうございます。
追記
手技療法の先生を目指しているあなた様
常に練習して下さい。
練習は相手が居なくてもいくらでも出来ます。
触診だと思って、手に持っているものを触って下さい!
歩いている時に、足から伝わってくる振動を感じて下さい。
お食事の時に、触診だと思ってテーブルに触れてみて下さい。
おはしやスプーンを通して、食べ物を感じてみて下さい。
ここまで練習できれば、あなたは達人になれると思います。
私はそうしてきましたから。
今でも訓練を欠かしません。
本物の技術を身につけ、本物の施術師になって下さい。
銀座オステオパシースクール
菅 昭良